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7月10日 水源へ

東北を除く各地で梅雨明けとなり、北陸地方も平年よりも2週間早い梅雨明けとなった模様です。

「梅雨明け10日」と言う言葉がありますが、梅雨前線が北上し太平洋高気圧の勢力が増し、10日間程度は天気が安定し夏本番となる、という事のようです。

さてさてこんなに早い梅雨明けにて、天気が続き災害復旧に大いに期待したいと思います。

更に夏山へも、週末の3連休を含む10日間良い天気となりますようにと願っております。

そんな今日のヒュッテはと言いますと

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今シーズン初めて二ノ俣谷源流の水場へと、パイプを繋ぎながら下りポンプ小屋からエンジンポンプを引き出し試運転してみました。

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源流の沢は5日間続いた雨のため浮石も多く濁流となっていたため、ポンプアップは見合わせ(雨にてヒュッテの水タンクは満タンの状況下ですのでOKなんです)パイプの繋がり具合のチェックにて終了。

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水源へはヒュッテから急峻な道無き道を標高差にして400m下った地点にあり、その途中には長さ50m程の雪渓が残っていました。

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その二ノ俣谷のお花畑では前回も紹介いたしましたコバイケイソウは、間違いなく当たり年ですね。これからまだまだ楽しみですよ。

辛い上り下りもこんな花達に癒されながらですので、楽しみもありますね。

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オオバキスミレも開花し始め沢沿いを賑わしてくれていました。

そんな中でも一番の難敵は身体や顔に纏わりつく小さな虫たち。

これから暫くは登山道を歩いていても容赦なくよって来るこの虫たち、いつの間にか何か所か刺され、一番厄介なのが目の上を刺され瞼が晴れ上がった「お岩さん」状態に。

虫よけスプレーや、虫刺され軟膏、それに防虫ネット等々あったらいいと思いますよ。