2018/08/28
今日は朝から風雨強く、当然ながら登山者の姿も少ない表銀座となっております。
この3日間、ポンプ小屋の土石流対策の石積みに行って来ました。
実は3年前冬期の間に発生した土石流によって建て替えたばかりのポンプ小屋が再び壊れた際、それまで沢筋まで7m以上林の中だった場所が、その土石流によって小屋まで1mまでの土部分が流され、大きな岩盤が露出し、もし再度の土石流が発生した折には再生不能の状況が予想され、それから3年、毎年積み上げた防水壁が完成を見ました。
3日前から、槍沢から一人助っ人をお願いし、最上部のジャカゴを設置、思い描いたガード壁を作る事が出来ました。
草をかき分けての道なき道の足元不安定な二ノ俣谷を標高差400m、ジャカゴを担いで下るのですが、これが危険極まりない作業にて肝を冷やす事何度か。
土石流前 |
現在 |
このポンプ小屋の裏、林が消滅した場所に強固な防水壁を作ったのですが、自然の力は計り知れない想像を絶するエネルギーを発揮します。
人間の力など程遠いですが、私がヒュッテに居る間にはどうか土石流起こさないで下さい。お願いですから。
この3年間(小屋の建て替えも入れると5年間)、槍沢ロッジ、岳沢小屋の皆さんにはその都度忙しい中をご協力頂き本当にありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。