BLOG南岳小屋の過去スタッフブログ

梅雨の中休み二日目。
今日は南岳新道上部の南沢カール（氷河圏谷）内に目印用の旗竿立て。

カール内全景の雪の具合を見下ろすとこんな感じ。

逆に雪渓への取り付きから見上げるとこんな感じ。
言うまでもなく、カール内はほぼ全面が雪となっています。

槍平から登って来た場合、まず最初にこの急な雪の斜面のトラバース。

また雪渓の最上部はかなりの急傾斜で、前爪付のアイゼンでないと太刀打ちはできません。

この急な雪渓を裸足で登れるのはカモシカか熊くらいなものでしょう(笑)

昨日の氷河公園と同様、道迷いを防ぐ為に目印用の旗竿は立てましたが、この季節の槍穂高はピッケル＋アイゼン（12本爪）が標準装備ですので、７月１０日頃までは必ずそれらの雪に対する装備は携行してください。
なお、登山者の増える３連休（７月１３日）までには雪の残る箇所も安全に通れるよう措置を講じる予定です。

さて、梅雨の中休みも今日まで。
明日からは梅雨らしいお天気が続く予報となっています。次に南岳からの山岳風景を見られるのは何日後になることやら…