2019/05/19
好天の週末となりました。
おかげさまで今週も小屋はガイド登山を中心に賑わい、皆さん、前穂へ南稜へコブ尾根へと出かけて行かれました。私も部屋掃除のあとの休憩時間で前穂まで行ってきたので、ルート状況をお伝えいたします。
今年はまだ雪たっぷりで、小屋から前穂山頂まで100%雪上をアイゼン歩行可能です。
奥明神沢から前穂ダイレクトルンゼへの分岐もまだ雪はつながっています。トレースも階段状についているので安心して上り下りできます。
ノドと言われる最狭部(画面上方)もまだ雪が安定的につながっています。
狭い谷底を歩いていたルートもこのあたりからは景色が広がり始め、背後には上高地や乗鞍・御嶽山が見渡せるようになります。
見上げていた明神岳と同じくらいの高さになってくれば、標高は2900mほど。山頂まではあと標高差300m程度(約1時間)
最後はなかなかに辛い登りが続きますが、頑張ってください。
こちらは昨日お泊りのグループさん。
今日は山頂からも槍ヶ岳をはじめ、北ア全山が一望の好天でした。
奥穂から西穂の稜線、ギザギザってかっこいいですね~
今年は雪がたっぷり。梅雨入りまでしっかりと残雪の穂高を楽しめそうです。
反面、7月に入っても雪が多く残りそうで夏山シーズン最初の頃は残雪への備えも必要かもしれません。それに関してはまたおいおい・・・