2018/06/24
まだまだヒンヤリと冷える槍沢ロッヂの夜。
近くを流れる沢の音が静かに響くスタッフ部屋に
『・・・コトコト・・・コトコト・・・』
天井裏から何やら音がする。
ネズミだろうか?
身を固くして、音に集中する私の枕元に
音の主は突然現れた。
はい、ヤマネ君です。
ヤマネは天然記念物にも指定されている
体長6~8センチの小さな齧歯類です。
昆虫やら木の実やらを食べます。
まあるいお尻とフサフサのしっぽ
背に黒い筋があるのが特徴です。
巣材に使う木の皮や、苔を集める習性があり
布団の毛を一生懸命むしっておりました。(可愛い)
冬に樹を切ると、冬眠中のヤマネが転がり出てくることから
山人達は『山の守り神』として大切にしてきたそうです。
ありがたや。
ひとしきり仕事が済んだのか
ヤマネ君は静かに、屋根裏へと帰って行きました・・・。
話変わって開花情報。
梅雨のジメジメ吹き飛ばす、元気の黄色はニッコウキスゲ。
槍見岩の少し下ったところに
開花の時を今か今かと待つ蕾たちがわんさと控えております!
朝に咲き、夕べには散る儚き一日花。
是非御覧になって下さい。
それではまた次のブログで。