2018/08/18
今朝の朝の冷え込みも昨日と同様に厳しく、ヒュッテでも初霜を記録しました。
日中は風の無い穏やかな登山日和の一日となって、登山者は皆笑顔で通り過ぎて行きます。
そんな乾燥した空気の中、昨日の夕焼けも、星空も、モルゲンロートの今朝の朝焼けも、そして昼間の景色も秋の様相を呈して来ていました。
昨日の夕焼けは、天上沢に広がる雲海とピンクに染まる空の雲と三日月のお月様の競演が牛首展望台で繰り広げられていました。
その15分前の6時30分、沈む夕日を見守るウォッチング参加者の皆さんです。
ピンクの空の夕焼けが、一面に広がった雲海にその色を反射させ、荒波を感じさせるこの景色は秋本番を感じさせるワクワクさせる夕焼けとなりました。
その後、「星空ウォッチング」の要望があり、玄関に午後9時待ち合わせにて牛首展望台へ登ってみました。
夕焼けの時に空の上の方で輝いていたお月様が、槍ヶ岳の上空まで移動していて、薄い雲が朧月夜となっていて、左下に木星が輝き、
穂高岳には天の川を挟んで射手座とさそり座がはっきりと見える「星空ウォッチング」となりました。
この「星空ウォッチング」今シーズンから試みようとしていましたが、昨日ウォッチング申し込み者と初の星空ウォッチングとなりました。
今後もこのような要望がありましたら、出来るだけご一緒してウォッチング楽しもうと思っておりますので、ヒュッテにてお気軽にお問い合わせください。
その最初のお客様、静岡からお越しの池上さん、夕焼けも星空も朝焼けも良かったですね。
その朝焼けがこちら
まずは、槍ヶ岳の上空薄い雲がオレンジ色に染まり出し
7分後には見事なモルゲンロートの槍ヶ岳を見る事が出来ました。
今朝のウォッチング参加者の皆さんです。
霜が降りるほどの寒気となった展望台では
皆さん防寒衣を着込んでのウォッチング参加となりましたが、寒さが吹っ飛ぶほどの朝焼けを見せてくれ、大喜びの朝焼けウォッチングとなりました。
この透明感と見事なモルゲンロート、初秋を感じさせてくれる綺麗な朝焼けでした。
そしてこの天気に誘われて朝仕事後、再び展望台へと行ってみると
たまたま立ち寄った大学生のグループが登って来ました。
滋賀大学のワンゲル部の合宿にて、通過途中に展望台へ立ち寄ったとの事でした。
その後も中年夫婦に単独男性が2名と、切れ間が無く展望台は賑わっていました。
展望台で「一人お昼寝タイム」をと企んでいましたが、山の説明をしたり、記念撮影手伝ったり、皆さんのお話を聞いたりと、嬉しい誤算にてお昼寝回避となりました。
昨日に引き続き快晴の北アルプスとなってくれ、登山者の皆さんは表銀座の稜線漫歩を楽しんでいました。
この天気も数日後には再び夏空が戻って来そうで、一時の秋空といったところでしょうか?
蒸し暑さも再び戻って来そうですね。その後の台風19号の動向も気になりますが、最新の予報をチェックされ楽しく安全な登山をお願い致します。