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6月30日、営業開始 & 雪渓目印立て


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本日よりお客様をお出迎え。

この日の予約があったからこそ、この10日間、小屋の内外の片付けに奔走し、なんとかお客様をお迎えする格好だけはつきました。今回は槍ヶ岳山荘止まりになってしまいましたが、武川理事ありがとうございました。武川さんの予約があったおかげで、一生懸命片付ける動機になったというものでした。

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さて、今日からお休みをいただく新人女子が天狗原経由で下山するので、安全に下山できるかの確認と雪の状態を見に、私も槍沢方面まで下りて、帰りには雪渓上に目印用の旗竿を立ててきました。

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ちなみに、一番傾斜が急な雪渓はこんな感じ。

通過(トラバース)が困難というわけではありませんが、もし足を滑らせたら数百m滑落してしまうような場所です。他にも槍沢の分岐~横尾尾根のコルまでは95%が雪渓上のルートとなります。当面(7月10日過ぎ頃まで)は12本爪アイゼンとピッケルは必携です。

登山者が一気に増える海の日の連休前には安全に通れるように作業をする予定です。

ちなみに、関東は梅雨明けしたそうですが、北アルプスはまだ明けておりません。

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今朝の槍沢も槍ヶ岳方面は御覧の通り、グリーンバンドから上は真っ白なガス。

日中はもう少し回復しましたが、すっきり晴れるまではいきませんでしたね。

このあと、小屋に戻ってから、南岳新道方面の南沢カール内の雪渓も旗竿立てだけ行ってきました。(ガスガス過ぎて、写真はありません)

天狗原・南岳新道も雪渓でルートを迷わないように目印を立てたのみです。それも今後の雪解けで竿が倒れたり、抜けたりすると思うのであまり過信はなさらずに、そして両ルートはアイゼン・ピッケル必携でお願いいたします。