BLOG岳沢小屋の過去スタッフブログ

こんにちは、今朝は安定しない天気でしたが、午後には晴れ間も差しました。
世間では夏休みが始まったみたいですね。
特に調べたわけではありませんが、明らかに人間の往来が増えたので(笑)

それに準ずるように、遭難者も相次いで発生し始めました。
去年も夏場、常に頭上を飛び交っていた県警ヘリやまびこです。
今年も早速、あの耳に懐かしい爆音を聞くことになりました。
大概のレスキューは県警によるヘリのホイストによりピックアップされ、近隣の病院に搬送され、終了となります。
しかしながら我々も無縁ではいられず、時たま現場付近にいるという理由等で岳沢の小屋番が駆り出されることがあります。
そのほとんどが支配人栗原が出動し、ピックアップの段取りをするのですが、つつがなくいけば小1時間。難航すれば見通しなしの時間、支配人を失う岳沢小屋の処理能力は著しく遅滞するため、お客様に迷惑をかけてしまうかもしれませんが、他者の命に係る故、その時はどうかご了承ください。

そんなレスキューの最前線を支える頼もしい存在が、夏季限定の涸沢常駐隊です。
班に分かれ、定期的にここら一帯をパトロールし、先々の小屋を泊まり歩きながら、安全啓発や近隣で発生した事故等に県警の救助隊と連携し即時対応する屈強で矜恃に満ちたナイスガイ達です。

さて↑コノ写真で常駐隊と映る右の女の子。
岳沢2年目のアルバイト、杉田のばらです。
まだあどけなさが残る19歳ですが全寮性の学校出身ということもあり山小屋特有の住込み集団生活にも違和感なく順応し、今では先輩中年スタッフらの、妹分ではなく、姪っ子分(そんな言葉があるのか？)として清涼剤的な役割を過分に果たしてくれております。
そんなしっかり者の彼女を見ていると
学業を放棄し、放蕩に走っていた19の頃の自分をブン殴って説教したくなりますね(笑)

以上、肥沼でした