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5月26日 重太郎新道偵察、前穂高登頂

こんにちは、新人の小林です。

今日は先輩にお供し、重太郎新道を再び偵察してきたのでご報告いたします。

 

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まずは岳沢小屋を出て花畑付近ですが、まだ半分程は雪に埋まっています。

早く花畑風景を見てみたいですね。

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注意しながらハシゴを登ります。

 

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前回同様、カモシカの立場を過ぎてここのトラバースはまだまだ油断できません。

今回はザイル無しで渡りましたが、やっぱり怖いです。アイゼン、ピッケル無いと危険ですね。

 

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岳沢パノラマを過ぎ、しばらくするとまた雪渓がありました。

ここでもアイゼン、ピッケル装着します。結構な傾斜なのでだいぶ慎重に進みました。

 

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ひたすらに岩場を登り続けたら、前穂高岳山頂到着です!

やったー!念願の前穂高!(笑)

槍ヶ岳もくっきり見えました!

 

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前穂東壁下には奥又白池も確認できます。今はまだ池と言うよりアイスリンクのようですね。

 

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空気が霞んでしまってますが、乗鞍の奥には御嶽山も見えました。

 

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仕事とは言え、なかなか来れないので登頂記念に先輩と!

二人ともいい笑顔です(笑)

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さて、紀美子平から奥穂高に向かうトラバースですが、雪渓を二か所確認できます。

アイゼン、ピッケル装備で慎重に進む必要がありそうです。

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ここからは下山の様子です。

雷鳥広場と紀美子平の間のコルに雪渓があります。

融ければハシゴ場になるそうですが、まだハシゴは雪に埋もれています。

 

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登りではそこまで怖くなかったのですが、やはり下りは危ないのでザイルを結んでもらいました。

 

写真は以上ですが、載せた雪渓以外にも残雪箇所がいくつかあります。

雪は6月中旬にはある程度融けそうですが、今はまだ危険箇所もあるので充分な装備と経験者でなければ

危険と言う事でした。

実際、自分も素人ですので経験豊富な先輩と一緒だったので登れましたが、一人では怖くて行けません。

 

このブログを読んでくださっている方々は自分よりも経験豊富な方たちだと思いますが、今一度装備、自分の技量体力を

考慮の上、安全登山をお楽しみください。

以上、小林でした。