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大天井ヒュッテ

大天井ヒュッテスタッフブログ

7月30日 午後には晴れ間も見えたのですが・・・

例年ですと太平洋高気圧が勢力を強めて一番安定するこの時期なのですが、このところ毎日毎日雨、今日も午前中は強雨の天気となってキャンセルのお客様や、槍ヶ岳を断念して帰るお客様が続出して、辛い夏山となっています。

本来ですと昨日29日にはヘリの荷揚げが出来、このブログを送る無線ランの回線も復旧して皆さんにお知らせ出来るはずだったのですが、この天気でして昨日も今日も断念。

午後になって晴れ間も見えてきて、びしょ濡れとなったお客様の衣類や雨具も外にロープを張って干せる程に回復していたのですが、ヘリがスタンバイして飛べる頃には二の俣谷にはガスで真っ白になってしまい飛ぶ事が出来ず。

そんな訳でこのところフラストレーションが溜まってイライラしてしまいますが、ライチョウと高山植物が癒してくれます。

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ヒュッテ東側斜面の登山道脇に目立つオレンジ色を発見。

このところ咲き出したクルマユリが幾つも花を付けていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この天気とヘリ待ちのため、外を出歩くことも出来ない毎日です。

7月29日 スタッフ紹介

今日も朝から雨模様、ヘリの荷揚げの予定日なのですがヘリは上高地のヘリポートへすらも入って来られず。残念ながら明日に延期となってこのブログもまだまだ皆さんに紹介できそうもありません。

今日の話題は今シーズンの大天井ヒュッテのスタッフが全員揃ったので皆様にご紹介いたします。

IMGP2894 左から大阪生まれ、山好きが高じて松本に住んで5年という電気関連の物なら何でも直してしまう電気技師お兄さんタッキー(伊澤君)料理もバッチリの好青年です。

その隣、昨日、風雨の中の稜線を中房温泉から登って来たのが山登りを殆んどした事が無い愛知県から来てくれたお嬢さん。とても良く気がつく、包丁裁きもプロ並み、お茶も立てたりと、アイドル的な存在です。笑顔の可愛いクゥ(植村さん)。実は5年前にお姉さんがスタッフと来てくれていて、初の姉妹でのヒュッテのスタッフとなってくれました。

そして私。相変わらず元気にやっております。

最後尾、どこかのお寺の住職さんのようなのが地元松本出身のミッチー(小林君)。気象予報士、危険物、電気技師をはじめ多種多様の得意技を持ちながらキャベセンを切らせたら抜群、嫁さん募集中のとっても優しいお兄さんです。

この選りすぐりの4名にて皆様のお越しをお待ちしておりますので、今シーズンもよろしくお願いいたします。

7月28日 夏に前線?装備は大丈夫ですか

予報では「曇りのち雨」程度に昨日までと同じくらいの天気かな、と思っていたのですが、昨夜から降り続いている雨は終日降り続き、予定外の悪天候となってしまった一日でした。風も吹いて肌寒い天気となっています。

この夏山真っ盛りの時期でありながら、今日のよ低うな天気になってしまうと体温症になる確率は非常に高くなります。今日の最高気温は10℃とお盆過ぎの秋雨前線発生時の気温となっていますから、こんな時雨具が粗末で手袋も無く、稜線歩きをしたらどうでしょう?濡れた身体に風が当たり急激に体温を奪い低体温症となる事があります。

昨日到着したお客様の中にヒュッテに到着されてから暫く寒さでガタガタ震え、着替えてみたものの夕食も喉を通らず、温まって眠り今朝には回復してホッとしましたが、こんな時のために装備は完全な物を揃える事をお勧めします。

雨具に関しましては高くても通気性の良い発水性の高いものを選んで下さい。たまに見かける100円ショップで売っているようなビニール合羽は絶対に止めましょう。更に中が蒸れるような素材の雨具も止めた方が良いです、今日のような風雨の強い天気では全く効果がありません。

登山靴、スパッツ、手袋、何れも重要なアイテムです。今は昔と比べて品質も重さも格段に良くなっています、自分の安全のためですから装備を軽視する事無くよいものを選びましょう。

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ヒュッテの玄関前の写真です。

雨は断続的に弱まったり強く降ったりと終日音をたてていました。

風も強くダケカンバの葉が飛んできます。

7月27日 無線ランのトラブルなんです

このブログを送る無線ランが途中でトラブルを起こし、昨日(26日)から繋がらなくなってしまいました。

皆さんに送る情報がこれから暫く送れなくなりそうです。

このHPのブログは「北アルプスブロードバンドネットワーク」の無線を利用して、アップしているものなのですが、大天井ヒュッテへの無線ランは松本⇒蝶ヶ岳ヒュッテ⇒北穂高小屋⇒大天井ヒュッテ、と経由して電波が届き運んでいるもので、途中の中継地点の無線の状態によってインターネット回線が途切れてしまう事があるのです。

このところ数日間非常に繋がりにくい不安定な状態だったのが、昨日今日と全く応答しなくなって、このブログが送れるのはいつになるのか解りませんが、毎日の日記として綴っておきますので興味があったら読んでみて下さい。

そんな訳で今日の話題はヒュッテの食堂の窓から食事をしながら見られる「コマクサ」の写真送ります。

IMGP2874 この左側に食堂があってコマクサを見ながらの食事が出来るとても贅沢な食堂となっています。昨年よりも株が3株程増えていて、花を付けているのは3株です。

7月26日 ヒュッテの水事情

今日は朝からスッキリしない曇りの一日となっていました。風が無いのが救いですが、穂高岳や裏銀座の山々は全く見られず。こんな天気が暫く続きそうな予報となってしまいました。

今日は2度目の水のポンプアップ作業に水源まで行ってきました。

ヒュッテでは、飲料水は約400m下降した二の俣谷の源流からポンプアップして使っています。標高差は400mですが道のりは約1,5kmあります。

IMGP3688 今の時期の二の俣谷はこれから咲き出す高山植物の葉が主力で、緑の絨毯状態です。ここを下降する事1,5km。

 

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これがヒュッテの水源となっている二の俣谷の源流です。

今年は雪融けが早かったため水量が例年に比べとても少ないのが気になります。

秋になると水量は少なくなるのですが、今までに涸れた事はないんです。

それでも今年はちょっと心配ですね。

 

 

 

 

 

 

ところが一旦はポンプアップしていたのですが、途中で止まってしまって、殆んど水量は増えず。2~3日のうちに再度行かなくちゃならなくなりました。参りました

大天井ヒュッテでは、このように沢水をポンプアップして利用しておりますが、それぞれの山小屋では、それぞれに水の確保には大変な努力をしておりますので、山小屋での水事情をご理解の上、節水にご協力下さい。

IMGP2880 洗面所に貼ってあるPOPです。

7月25日 雷鳥の成長

昨日と同じような雲海の朝を迎えました。このところの天気は午前中は雲が多めながら穏やかに推移してくれています。ただ山並みの見える視界は早朝のみ、その後雲がかかってしまって午後にはヒュッテ周りもガスの中となってしまいましたが、一時以降雨も降りだしとても寒いです。なんか秋のような陽気になっています。

明日以降も太平洋高気圧の勢力は弱く、上空に寒気や湿った空気が入りやすく大気は不安定な状態が続くようで、雷雨の発生は多くなりそうです。

気温も先週よりも5℃前後低くなって今日の最高気温は15℃、肌寒く感じます。そのせいか風邪を引いてしまったようで咳と鼻水に悩まされ出しました。そんな訳で今朝の牛首展望台には失礼させていただきました。申し訳ありません。

 

ヒュッテの前からの穂高岳方面の雲海はとても綺麗だったですから、展望台まで登られたお客様が大喜びで帰って来てくれた事が何よりでした。

IMGP2869 今朝のヒュッテのベンチサイトからの赤岩岳(手前の山)と穂高岳(奥の連峰)

そして、午後3時過ぎガスに包まれたヒュッテの庭に雷鳥の親子が通りかかり、あわててカメラを準備した頃にはお花畑のガラ場へと移動。

先週18日に見た頃よりは、雛たちはひと回り大きくなって動きも早くなっていましたが4羽いた雛が3羽になっていて、産まれた数だけ育って欲しいものですが過酷な自然環境の中で、どうしても乗り越えられない試練が待ち受けているんですね。残っている3羽の雛がこのまま育ってくれる事を祈りながら、また報告します。

IMGP2864 ヒュッテの東側斜面のコマクサ畑でも雷鳥の親子を発見。但しその雷鳥の雛は1羽しか見られず。

牛首展望台の雷鳥も確認しているので、今年はヒュッテの周りだけで3家族の雷鳥が見られます。運が良ければですが

7月24日 滝雲とモルゲンロート

昨夜ヒュッテの周りを取り巻いていた濃い霧は、消灯後8時以降徐々に取れだし、空には満天の星空に変わっていました。早朝には月も輝いていて、「朝焼けウォッチング」の舞台は整っていました。

それでも日の出時にヒュッテの前に出てみると、穂高岳方面はガスに覆われていて展望台まで登っても槍ヶ岳もガスの中、なんて事に不安を覚えながらウォッチングに参加してくれたお客様を追って展望台へと向かいました。

大天井岳の山頂から北側の雲は既に朝焼けが始まっていました。

IMGP2832 大天井岳山頂と朝焼け。4時42分

そして展望台山頂からは槍ヶ岳のみが飛騨側から湧き上がる雲から逃れ、しっかりと出ていてくれました。そこに朝日が差し込み、穂高岳から大喰岳までの山々を飛騨側から流れ落ちる滝雲が飲み込むように流れ落ち、その雲と槍ヶ岳を赤く染めてくれました。

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赤岩岳までの表銀座の稜線も二の俣谷から発生した雲が稜線を乗り越えて天上沢側へと流れる滝雲が見事な演出をしてくれていました。

IMGP2844 この雲の状態ですと、槍ヶ岳山荘や南岳からは今朝の御来光は見られなかったのかな?この時間で4時52分。

展望台に登られた皆さん大感動のモルゲンロートと滝雲の共演でした。

この天気も午前中は布団を干す事の出来る位の高曇りだったのですが、お昼以降ガスに包まれ

今シーズンも、出来る限り牛首展望台の「朝焼けと夕焼けウォッチング」に同行したいと思っておりますので、是非大天井ヒュッテにお越し頂き声をかけて下さい。

7月23日 雲海の朝と花

朝は快晴の北アルプスだったのですが、次第にガスが湧いて来て2,800mから上の稜線は雲の中となっていました。

早朝には上高地側も高瀬川側も雲海が広がってとても綺麗でした。気温も7℃と今朝は寒い感じがしました。

IMGP2798 二の俣谷から湧き上がってきた雲は、暫くして稜線を飲み込んでいきました。

IMGP2803 高瀬側の雲海も見事でしたが、やはり裏銀座の稜線はガスに覆われて直ぐに視界から消えてしまいました。

それでも青空も広がってくれていたので久しぶりに布団がフカフカになってくれ、今日のお客様は最高です。

朝仕事の後、西岳方面の登山道のお花畑を見に行ってみました。

幾つか新しい高山植物が花を咲かせ出していましたのでご紹介します。

IMGP2808 登山道脇には、緑の葉の中にひときわ目立つ赤紫の花が目に付き出してきました。「ハクサンフウロ」です。これから更に賑やかに咲き出してきますよ。

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「オタカラコウ」例年はもう少し後から見られるのですが今年は早いですね。「エゾシオガマ」も咲き出しました。

IMGP2820 「アオノツガザクラ」登山道脇で群生しています。

IMGP2806 ヒュッテから西岳よりに10分程行ったお花畑の「コバイケイソウ」は今年が満開のシーズンとなったようです。花を咲かせる周期が3~4年ごとにやってくる花です。

高山植物は、あっという間に花を開き出しています。今の時期は一日ごとに新しい花を発見出来る楽しい時期でもあります。天気は暫くの間は安定してくれていそうですから、この時期は見逃せませんね。

只、午後からは今日もガスガスになってしまい、展望は利かず。また夏山は雷雨がある事をお忘れなく。

7月22日 ミヤマクワガタ

今日は午前中は霧雨、午後も一時を除いて霧の中にスッポリと囲まれ周りの景色の全く見えない一日となっていました。ヘリの荷揚げはその一時を狙って飛んで来てくれまずは一安心。

ヒュッテのヘリポートの石垣の下を覗いてみると、咲き出した「ミヤマクワガタ」を発見。

IMGP2789 背丈は15㎝程の小さな花ですが、鮮やかな紫色は目に付きます。実の形が兜の鍬形に似ているので「ミヤマクワガタ」と名が付いたようです。日本固有の高山植物となっています。

明日から暫くは雲は多めですが日射しも射す天気となってくれそうです。このところ朝夕の景色も見られない日が続いていますが、週末はどうなりますか。

7月21日 お花畑には新しい花達が咲きだしています。

朝は雨が降っていたのですが徐々に快復。青空も見える夏が戻ってきました。

台風6号の影響は全くなく、静かな雨が二日間降っただけでした。今日からはまた暫くの間好天が続きそうですから、今週末は夏山を満喫できる絶好の週末となりそうです。

ヒュッテの周りのお花畑にも新しい高山植物が花を咲かせ始めていました。

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テガタチドリ(左)とハクサンチドリ(右)。見比べてみると違いがよく解りますね。

IMGP2771 タカネシュロソウ(紫)も茎をもたげてきて花を咲かせだしました。

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コバイケソウが目立ってきましたが、今シーズンは花を付けるのは5割程度です。

IMGP2776 タカネヤハズハハコも咲きだしていました。

3日間ほどお花畑を見なかっただけですが、あっという間にいろいろな高山植物が成長してきています。まだまだこれから咲きだす花は多いので更に賑やかになっていくお花畑がこれから皆さんを待ってくれていますよ。

7月20日 コマクサは満開です。

道標の取り換え

台風6号は、四国や紀伊半島に大きな被害をもたらしてまだまだ予断を許さない状況にありますが、ここ北アルプスの今日は、朝から雨は時々パラパラ程度に降り、風は殆んどありません。ガスがあるため視界は利きませんが登山をするのには何の支障もない状態で推移しました。

それでも交通機関の乱れや高速道路の閉鎖等にて、登山者の数は数えれる程度に留まっています。

今日は、ヒュッテ東斜面の登山道の分岐地点に新しい道標を設置致しました。

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今までの道標はご覧のような状態にて道標の用を成していませんでした。新しい道標はご覧のように立派な道しるべとなって、登山道脇に据え付けました。

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それぞれの方向へキロ数が書き込まれた立派な道標が立ちました。

この道標の周りにはコマクサが広がっています。

IMGP2750 コマクサは満開状態になってきました。このあたり一面コマクサが花を咲かせています。ヒュッテがこの位置にありますから、コマクサを見たいみなさん一度来てみて下さい。

IMGP2754 コマクサの花は8月末までは見られます。高山植物の中では息の長い長期間見られる花なんです。ですからまだまだこれから楽しんでもらえますよ。

7月19日 終日雨でした。

台風6号の影響で湿った空気が流れ込み北アルプスも雨となっています。この台風6号が更に接近してくるため明日、明後日まで影響がありそうです。流石に表銀座では登山者は見かけません。太平洋側を通過する台風ですのでそれ程の影響は無いと思いますが、念のためヒュッテの周りを方付けたり、戸締りをしたりと台風対策しました。今日は終日雨と風の音の中で、修繕仕事をしたりワックス塗料を塗ったりといった仕事をしておりました。

そんな訳ですから今日のブログに載せる写真がありません。

昨日の朝焼け時に展望台登山道に咲いていたチングルマとコイワカガミの写真送ります。

IMGP2697 どちらも10cm程の背丈ですが、高山にてとても目立ちます。チングルマは群落をなし、この花の時期、実を付ける時期、紅葉と秋の10月まで楽しめる高山植物です。コイワカガミは、比較的早い時期に花を咲かせるためこれからの山ではあまり見かけられなくなります。

大荒れとなっている西日本とこれから接近する東海や関東も災害や被害が出ませんよう祈っております。

7月18日その2 雷鳥の雛が孵りました。

お昼休みをしていたスタッフのK君が、「雷鳥みたいのがいるよ」と声をかけてくれあわててヒュッテの庭に行ってみると、石垣の下、二の俣谷のお花畑の中に動く一羽の雷鳥が。よく見てみると雛が周りを右往左往しています。早速カメラを持ち出して傍までいってみました。

雛は4羽確認できました。

昨日のブログに「ぼつぼつ雷鳥の親子がお目見えする時期となってきます」と書いたばかりで、なんとタイミングの良い雷鳥の出現に、私自身びっくりしております。

ヒュッテの前のお花畑にて、雷鳥の親子を見かけたのは2004年の頃以来だったと思います。その時の事を思い出すと胸が苦しくなります。と言うのは、今日と同じ場所にて7羽の雛を引き連れた雷鳥を発見、成長するのを楽しみに見守ろうとしていた次の日、目撃した場所から数m離れた場所に雷鳥の羽根だけが散乱した現場を見つけ、それ以後全く現れなくなってしまった事がありまして、多分テンか何かの獣の仕業と思うのですが、悔しくて切なくなった記憶が蘇ってきました。

今回の雷鳥も同様の場所にての子育てなので、当然天敵の獣も居るはずで、同じような事態にならなければいいんですが、案じています。

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長野県では、ライチョウ保護のために、一般登山者に目撃情報を募集しております。

北アルプスの山小屋には下記のような、ライチョウ目撃情報を提供して頂く用紙と投官箱が設置されています。登山中ライチョウに出会えたなら、山小屋に設置してあるこの用紙にご記入頂いて、目撃情報を提供して頂きたいと思います。

IMGP2745 ライチョウの生息数は減少傾向にあるようです。何とか私たちの手で守ってあげられればと思います。

IMGP2743 こんな可愛いライチョウが北アルプスの自然と同居していつまでも見られればいいですね。

それにしても可愛いもんですね、楽しみが一つ増えました。これからの成長を毎日見守ろうと思っております。

7月18日 台風接近の朝焼け?

台風6号は日本列島の太平洋側を進む進路となりそうで私としてはホッとしております。只九州から四国、近畿、東海、そして関東と大荒れとなりそうです。どうぞ災害等起こりませんように祈っております。

ナデシコジャパンワールドカップ優勝おめでとうございまーす。

宿泊されたお客様達はテレビの前で釘づけ状態となってしまい、出発予定を過ぎてもザックを背負ったまま見入る人、準備もままならない人等々。PK戦で勝った時は皆で「万歳三唱」。これも凄かったのですが、その前の牛首展望台での「朝焼けウォッチング」の恐怖を覚えるような雲の色とモルゲンロートの感動をお見せいたします。

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空一面に広がる高積雲が東の空から真っ赤に染まり、徐々に西の雲へと進軍していく様は身震いするほどの恐怖を感じるような凄みのある光景でした。

IMGP2672 槍ヶ岳の上空の雲が真っ赤になった時、朝日もあたらないのに槍ヶ岳は既にモルゲンロートのように赤く染まっていました。上空の雲の色に山も赤く染まってしまった感じです。こんなの初めて見ました。

IMGP2684 その後日射しによるモルゲンロートへと移行し出すと並行して雲の色は少しづつ落ち着きを取り戻していきました。

IMGP2695 今朝のウォッチング参加者もとってもラッキーな体験者となりましたね。こんな凄い朝焼けばかりをシーズン初めに体験してしまって、今シーズンの運を使い果たしてしまうような気持ちになってしまいます。

IMGP2690 下る頃にはクリアーな明かりが穂高連峰を鮮明な色に浮かび上がらせてくれていました。本当に綺麗でした。

こんな朝焼けって台風のせい?ですねきっと。数年前にも一度台風接近時の夕焼けがビックスケールの焼け方をした時を思い出しました。

さて3連休の最終日、極端に少なくなった登山者の殆んどが槍ヶ岳方面から燕岳方面に向かう、中房温泉下山の登山者となっていました。

今日の天気は、朝から高曇りで照りつける日射しはなく、山並みは全て見られ、涼しい風が吹き、歩くにはもってこいの登山日和となっていましたが、午後2時以降ポツリポツリと雨が降り出し、5時以降本格的な雨となってきました。11日の雷雨以来の雨ですから7日ぶりのお湿りとなりました。

明日からの天気はやはり台風6号の影響にて雨模様となりそうです。登山される皆様、充分気を付けて行動して下さい。愚図つく天気も21日までと思われますから、週末更に夏の深まる山に出かけてみませんか。

7月17日 ヒュッテの周りはお花畑と・・・

梅雨明け10日とはよく言ったもので、今日で好天続きも8日目となりぼつぼつ天気の変わり目となりそうです。連休最終日の、明日18日までは持ちそうな天気も19日以降雨模様となって、台風の進路によっては大荒れになる可能性も出て来ました。「超大型で非常に強い」台風6号の今後の動向が気になるところです。

連休と好天とで北アルプスにはドッと登山者が押し寄せたようで、ヒュッテでも沢山のお客様で賑わった昨日でした。今朝も「朝焼けウォッチング」に展望台へと登った皆さんは満足の笑顔で戻ってきました。流石に今朝はご一緒出来ませんでした.

IMGP2635 朝のヒュッテ前は出発する皆さんでいっぱいとなっていました。天気が良い事で皆さんの笑顔があふれ、とても楽しそうでした。

食器洗いに、お掃除に、布団干しにあっという間に時間が過ぎ今日はヒュッテ周りを歩くのが精いっぱい。それでもちょっと出てみれば新しい発見がある楽しい所ですね。

IMGP2637 ヒュッテの前のお花畑には「ミヤマキンポウゲ」があっと言う間に沢山の花を咲かせていました。

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ヒュッテの二の俣側の斜面には「シナノキンバイ」のお花畑が最盛期を迎えています。

IMGP2651 そのお花畑で番いでジャレあう蝶が何匹も飛んでいました。ジッとタイミングを待っていると近くの「ウメハタザオ」の花の蜜を吸いにやって来ました。

IMGP2655 「ミヤマシロチョウ」。高山で見られる白色の蝶はこのミヤマシロチョウです。2匹でジャレあう姿はとても可愛く和みます。

ヒュッテの周りには蝶ばかりではなく、ウグイス、岩ひばり等々の小鳥の囀りが聞こえてきます。またぼつぼつ雷鳥の親子がお目見えする時期となってきます。山に登ってみると日常では味わえないいろいろな体験や珍しい光景や新しい発見に出合う事が出来ます。

夏は始まったばかりです、新しい発見しませんか。

7月16日 満月とモルゲンロートの共演

昨日の夕方ヒュッテの周りはガスで囲まれ夕日はダメかな?と思われましたが、お客様の数名が「展望台まで登る」と言われ、お付き合いする事になりました。ダメで元々の予定で展望台に登ってみると、やっぱりガスガス。二の俣方面と天上沢方面から風に伴って次から次へと霧が湧きあがってきます。時折切れ間から沈みかけの日射しが射しこんだその時、大天井岳方面にブロッケンが出現。あっという間に消えてしまいましたが、今シーズン初めてのブロッケン現象を見る事が出来ました。

IMGP2598 夕焼けは見られなかったのですが、展望台まで登ったお陰で、このブロッケンの出現に出会える事が出来、幸せな気分にて帰って来ました。

そして今朝、「朝焼けウォッチング」に展望台へと登ってみると、そこにはなんと満月が槍ヶ岳の穂先の真上に輝いているではありませんか。月と槍ヶ岳の場面は良く見られる光景ですが、こんな満月が槍ヶ岳の真上に位置し、しかも朝日が当たるこの光景は初めての経験でしたので我ながら興奮してしまいました。

 

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展望台に到着した4時35分、槍ヶ岳が見えた瞬間に満月の位置にビックリしました。

 

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槍ヶ岳の頂上の真上にあった月が少しづつ西北に位置をずらせながら沈んでいくのと並行して、朝日が槍ヶ岳を照らしだし月見のショーと朝焼けのショーのWブッキングにドキドキしながら見入ってしまいました。

IMGP2621 今朝「朝焼けウォッチング」に登られた皆さん、とてもラッキーでしたね。

ヒュッテから標高差130m約15分間の登りは、一日登山道を歩いて来てからや、起きがけの身体にはちょっとキツイかも知れませんが、そんな事は吹き飛んでしまう魅力があるんです。登ってみた人でないと解らないのですが。

到着してすぐに展望台に登り、夕焼け時に登り、そして今朝また朝焼けウォッチングに登られたお客様。大満足の展望台でしたね。

IMGP2628 そしてこんな光景を目の当たりにすれば、ヒュッテからの急登でぜーぜー登った疲れなどどっかにふっ飛んでしまう事請け合いです。

IMGP2630 始まったばかりの夏山です。これからまだまだ新しい光景が繰り広げられます。今シーズンもどれだけ感動が待っているのでしょう。

牛首展望台って凄いでしょ。

7月15日 一気に夏、真っ盛り

7月10日から今日まで連日6日間の好天続き、12日までは午後から雷雨が発生し不安定な天気だったのが、昨日から安定して雲は湧きますが終日晴れとなってきました。昨夜の夕焼けも見事でしたし、今夜が満月ですから昨夜の月の綺麗だった事。もちろん今夜も期待できますけどね。

IMGP2535 昨夜の夕焼けです。鷲羽岳とワリモ岳の上空が朱に染まりました。

そして今日は朝から晴天。午前仕事の後「牛首展望台」に登ってみました。誰も居ない展望台を独り占めしている時割り込んで来たのは、キアゲハ蝶でした。思わぬ同居者にビックリ。山で見かけるのは例年ですともう少し後のはず。これも梅雨明けが早まって夏が早くやってきた事の珍事でしょうか。

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暫し蝶をカメラで追ってみました。ハイ松の先やクロマメノキの蜜を吸っているようでした。

IMGP2540 展望台までの登山道脇には新しく咲き出した高山植物もお目見えし、一層夏を感じる山となってきました。

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ハクサンシャクナゲの花が開き出しています。 ゴシキシャクナゲはボツボツ終わりを迎えます。

IMGP2543 ナナカマドの花は満開となっていました。

 

IMGP2557 そして展望台の岩礫地に咲いていたシコタンソウと、つい数日前では見られなかった高山植物が開花し出しています。

山の夏は短いために、一気に夏がやって来た感じです。お盆過ぎれば殆んどが種や実に変わり綺麗な花はあっという間に見られなくなってしまいます。高山植物の短い一生を見に来ませんか。今シーズンを逃すとまた一年先でないと見られないんですよ。明日からの連休、天気もまだまだ良さそうです。今からでも遅くないですから支度しましょう。

7月14日 コマクサの季節です

高山植物の中でも人気の高いコマクサの花の季節がやってきました。

IMGP2509 ヒュッテ東側斜面のガラ場に無数のコマクサの株が点在しています。咲き出したコマクサの見られる時期は8月いっぱいまでは見られますが、咲き出した今の時期が一番美しい花が見られるんです。

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こんな岩ばかりの処にどうしてこれほどの株が育つのか?むしろこういう地盤の処でないと育たないのがコマクサの習性ですね。コマクサと同じ場所に多く見られるのがタカネスミレです。コマクサのピンクとタカネスミレの黄色が冷たい感じの岩のガレ場に彩りを加えてくれてとても綺麗です。

IMGP2526 今朝の天気も抜群に良い天気となってくれ、穂高岳や裏銀座の山並みは全てクリアーに見る事が出来ました。その後も雲は現れるものの午後も安定した天気となってくれました。気温も高く20℃まであがりました。更に蝉の声が聞こえて異常です。

この天気まだ数日は続きそうですから、週末の連休もきっといい天気となってくれそうです。但し午後には雷雨がある可能性はとても高いですから、天気が良いからといって時間をかけ過ぎないように行動しましょう。

7月13日その2 シーズン前に

今週末からはいよいよ本格的な夏山シーズンの到来となります。

連日好天(午前中のみ)が続いてくれたお陰でヒュッテ内の準備は完了、明日ヘリの荷揚げが無事済めば受け入れ態勢は万全。

今日は以前から気になっていた、ヒュッテから西岳への登山道のクマ笹の刈り取り作業にスタッフに行ってもらい、今までクマ笹や枝が身体にあたり歩き辛らくなっていた登山道を綺麗にしてきてもらいました。

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今までクマ笹の伸びで歩きにくくなっていた登山道です。少し巾が広がり少しは歩きやすくなったと思います。(写真はスタッフのK君撮影)

そして今朝の朝日はとてもきれいな光を山々に注いでくれていました。「朝焼けウォッチングに行こう」というお客様が居なかったため、展望台には登っていなかったのをとても悔やむ程の景色となっていたはずで、んー残念です。

IMGP2490これが朝日が射たり出した前穂高岳です。ヒュッテの玄関先からですが、展望台に登っていたらきっと素晴らしかったでしょうね。

 

IMGP2492  遠く中央アルプスの木曽駒ケ岳も鮮明に身近に感じる朝でした。

 

IMGP3672 西岳へ向かう登山道から最初に槍ヶ岳の見える地点です。山は濃い緑にと変わって夏山真っ盛りといった状態になっています。今週末の連休ヒュッテの予約はまだ余裕がありますので今からでも計画して頂いても充分間に合います。連絡お待ちしております。

7月13日 北鎌尾根偵察報告

昨日北鎌尾根に偵察に行って来ました。

北鎌尾根のルートの説明は、昨年までの大天井ヒュッテ「北鎌尾根情報」をご覧下さい。

今回の報告は、今シーズンの状態に限って報告いたします。

まずは貧乏沢の状態です。

2011071205070000    DSC_0006

今年の貧乏沢                  昨年の同じ場所にはこれだけの雪渓が残っていました。

この時期に残雪が殆んどない貧乏沢は初めてです。上部雪渓にはおよそ100m程の雪渓が残っていましたが、左岸の踏み跡を辿れば問題なし。更に下部雪渓に至っては残雪ゼロ、例年ですと500mは残っているのですが、ビックリでした。

但し浮石や倒木もあって充分神経を使う下りとなっています。

2011071205530000 北鎌沢の出合いは例年と変化ないので間違いは無いと思われます。

  2011071207220000                  DSC_0014

北鎌沢の最上部の雪渓です。写真は雪渓下部(今年)から撮ったものと、上部(昨年)から撮ったもので残雪量の少なさは異常です。

既に沢が出ている状態ですので、雪渓の上を登るという事は有りません。

貧乏沢及び北鎌沢にてアイゼンやピッケルの心配はいりません。

2011071208560000 独標のルートは例年通りですが、毎年のように浮石が多いため、前後パーティーを見ながら取り付いて下さい。

 

2011071209440001 独標~槍ヶ岳も変化はありません、ルートは尾根上に進めば間違いはありません。後は体力勝負ですね。

  2011071210220001                           2011071210490000

北鎌尾根に咲く高山植物達は、今年も健在です。写真はイワベンケイ(左)とミヤマキンバイ(右)です。

2011071210460000 10時以降既に積乱雲が発達し始めて雷雨の兆しとなっていました。P15付近からの独標。

2011071211320000 槍ヶ岳の頂上にはこんなに天気がいいのに誰も居なく、独り占め状態だったので暫しのんびりと休みました。

DSCF0525 ご覧のように北鎌沢右俣には雪渓の確認は出来ません。(写真はスタッフのI君が今朝撮ってきてくれたものです)

まとめですが、雪渓の心配は既にありません。アイゼンやピッケルは不要です。ルート上は例年と変化はありませんが、特に浮石に対しての慎重さが求められます。

 

北鎌尾根は一般登山道ではありませんから整備等は出来ません。従いまして自然のままの状態ですから、倒木があったり浮石や落石は頻繁に発生します。さらにルートの目印や梯子や鎖等も付いていません。自身で地図や記録を頼りに登れる人のルートです。

北鎌尾根に登るには、まずは体力です。最低限一般登山道をコースタイム内で1日中歩き続ける体力は必要です。そして経験(これは岩登りとルートファイディング)を養った上で初めて挑戦する事の出来る場所、として考えて下さい。

今シーズンの北鎌尾根での遭難事故がゼロとなる事を願って

今回の写真は携帯電話での撮影だったため、鮮明でない事をお許し下さい。

7月12日 3日連続の天気

今朝も素晴らしい快晴の天気となっていました。貧乏沢を下って北鎌沢を登って北鎌尾根を槍ヶ岳山頂までは快晴のままの午前中でした。

2011071209440002[1]  P11からの槍ヶ岳です。

こんなに素晴らしい天気だったのにカメラにトラブルが発生し、苦肉の策で携帯のカメラにて撮影したものですからボヤケてしまいました。今日も午後から雷雨となりまして、その中を舞い戻ってまいりました。

それでも昨日とは違い雷も雨も一時的で通り過ぎてくれましたから、槍ヶ岳山荘からの帰り、濡れたのは午後1時頃から2時頃の一時間程度ですんでやれやれでした。

2011071215330001[1] 帰りの赤岩岳付近を通り過ぎる頃にはご覧のように槍ヶ岳も再び顔を出してくれました。

ルートの報告は明日にさせて頂いて、今日はこれにておやすみなさい。

7月11日 晴れのち雷雨のち晴れ

今日も快晴の朝を迎えました。天気の良い時でないと出来ないペンキ塗りや窓拭き等の作業に追われていましたが、やはり今日も天気の良いのは午前中のみ。気温はぐんぐん上がり最高気温は20℃。「え?涼しい」。そうですよね、日本列島殆んどの処で30℃を超える気温となっているんですから。

それでも山では高温の為に積乱雲が発達し、午後には雷と雨が降ってきました。

DSCF0521 午後1時半の頃、まだまだ青空が見えていたのに、この15分後には雨が降り出し、雷も鳴りだし、ヒュッテの中は日が暮れたような暗さとなっていました。

DSCF0522 更にバケツの水を空けたような強烈な雷雨になりました。これが4時以降の雨模様です。雷も鳴って夏山はこれが一番怖いんですね。

それでも午前中の天気の良さは嬉しく、ヒュッテの前のお花畑では早くもコバイケソウが咲きだして、シナノキンバイの黄色が目につき、ハクサンチドリの鮮やかな紫色も目立つようになってきていました。夏ですね

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そしてその後

IMGP2480雷雨の立ち去った後には青空が広がり夕日の沈む 鷲羽岳の雲が朱に染まってくれました。

IMGP2488 南東方面に残っていた雲はピンク色に染まり出しました。常念岳方面の積乱雲は頻繁に稲光を放っていました。一日の中でこれ程変化の激しいのが夏山です。

明日は北鎌尾根の偵察に行って来る予定です。今シーズンの北鎌尾根は果たしてどうでしょうか?ご報告は明後日致します。

7月10日 夏が来ました

梅雨明けと同時に夏山がやってきました。快晴の朝を迎え「朝焼けウォッチング」に牛首展望台へと登りました。

思ったようには焼けてくれなかった槍ヶ岳でしたが、360度の大展望は見応えのある景観を見せてくれました。一緒に登った今シーズン最初に登ってくれたお客様は九州は鹿児島からと地元松本からお越し頂いた2名でしたが、大喜びして槍ヶ岳へと向かって行きました。

IMGP2458 槍ヶ岳の穂先が赤く染まりだした瞬間を見入る二人です。

この展望台へは、ゆっくり登って約15分程度で着きます。お二人は11分で登って来ました。急登でキツイ登りですが登り切ればこんな素晴らしい景色が待っています。ヒュッテにご宿泊のお客様には是非見て頂きたい絶好の展望台です。朝焼けも夕焼けも、可能な限り私がご案内させて頂きますので(天気が悪くて展望がきかない時や超多忙な時は案内が出来ません)、どうぞお越しの際は楽しみにして下さい。

IMGP2465 穂高岳にも朝日が当たり淡くはありましたが赤く染まってくれました。

 

IMGP2472 さー夏山がやってきました。朝食後槍見坂まで登ってみました。ごらんのような素晴らしい快晴の槍ヶ岳となっていました。

「梅雨明け10日」明けた直後から約10日間は、太平洋高気圧の勢力の中にドッカリと浸かる日が続くようです。ちなみに昨年の梅雨明け後は連日好天が続いていました。今年は梅雨明けが早かった事がこれからの天気にどのように影響するのか解りませんが、明日からの1週間は安定した夏空となってくれそうですね。

只、今日の天気は夏山のパターンそのものの天気でして、午前中は快晴ですが徐々にガスが湧いてきて昼にはガスの中、ふかふかになった布団を取り入れている最中雨もパラパラと降ってきました。その後午後は雲に囲まれ雷も鳴ったり。気温は昨日よりは若干良い19℃でした。

今日のような夏空、更に入道雲が発達すれば雷雨に変貌するといった事は夏山の常ですから、安全な登山をするためにも午後3時までには山小屋に到着するようにしましょう。

と書いて送ろうとしたら外で雷が響き、雨も降りだしました。現在午後8時、残念ながらこのブログは今日中に送れるかな?

7月9日 梅雨明けとなりました

昨日の東海地方までの梅雨明けに続き、今日関東甲信、北陸地方も「梅雨明け」との気象庁の発表がありました。松本でなんと35℃を記録。

とは言っても大気は不安定にて今日の北アルプスの天気は曇り、時々日射しが射しこむ程度の夏真っ盛りといった天気とはあきらかに違ってはいますが、気温はぐんぐん上がって最高気温が20℃、こんな気温を見る限り夏ですかね。

IMGP2455 早朝の立山です。ヒュッテの食堂窓から写したものですが、剣岳は立山から伸びる雲に隠れてしまっています。今朝の天気はこんな感じで涼しげでした。午後には蝉の声が聞こえてきそうな夏の陽気となっていまして、風が全くない穏やかな暑い一日となりました。

今日は初めて水場に行って来ました。

ヒュッテでは飲料水に使う水は、ヒュッテから二の俣谷を約400m下った沢に流れる、美味しい水をポンプアップして利用しているのですが、ここ数年今のこの時期にはまだまだ雪渓が残っていて、水揚げに苦労するのです。ところが今年は既に沢には沢山の水が流れていて、ポンプアップの準備をした日に水揚げが出来、ビックリでした。

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緑いっぱいの今日の水源の様子。                   昨年の7月8日の水源の様子

写真を写した場所は違いますが、この草木の葉の違いを見て頂ければどれだけ雪融けが早かったかがお解りと思います。ここでも早い雪融けに感謝です。

 

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登り降りに使う二の俣谷では既に雪渓は消え、緑に変わったお花畑には「サンカヨウ」の白色の花が目立ちだしていました。

梅雨が明ければ夏ですよ。皆さんも準備しましょうね。

7月8日 梅雨明けは何時?

「中国、四国、近畿、東海地方が梅雨明け」平年より10日以上も早い梅雨明けだそうですが、北アルプスの梅雨明けは果たしてどうなりますか?今日は曇り空ではありましたが、日の射す場所では暑い程でした。このまま引き続き関東甲信越も梅雨明けとなってくれれば、と思っておりますがまだ暫くは愚図つき気味の天気が続きそうです.それでも例年よりは早い梅雨明けとなってくれそうな感じです。

来週末の連休には夏が来ていそうですよ。

 

DSCF0476 それでも夏はもうそこまで来ています。こんな写真を見ますと夏ですよね。裏銀座方面ではこんなにも天気が良いのですが、穂高岳~槍ヶ岳の稜線には絶えず雲が取り囲んでいました。

DSCF0475 夏の日射しが照りつけるこんな天気になってくれると外の作業が捗ります。ヒュッテの外壁に防腐剤塗料を塗っているところです。下界では大変暑い日となったようですね、ヒュッテの今日の最高気温は14℃(日陰にて)天然クーラーが効いていてヒュッテ内はフリース姿で過ごしています。太陽の日射しのあるところでも25℃くらいですから、30℃を優に超えている皆さんの処とでは随分と涼しいと思います。

暑い夏は涼を求めて山に出かけてみませんか?節電対策にもなりますし、自然も満喫リフレッシュ出来る事間違いないですよ。

7月7日 新製品のご紹介

昨日の天気は嘘のように終日雨の降り続く天気となっています。今日はヒュッテ内のディスプレイの修正やPOPの作り変え等々を窓の外の雨音を聴きながら作業していました。今シーズンから大天井ヒュッテオリジナルのバンダナと手ぬぐいが出来ました。

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ご覧のような大天井岳と牛首展望台の図柄です。小さくて見えないと思いますがコルの位置にヒュッテもちゃんと入っています。色はこの赤、黒、を含めて6種類あります。価格は1枚1,200円にて大天井ヒュッテ限定で販売しています。

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更に手ぬぐいも出来ました。手ぬぐいはブルー一色にて、価格は1枚800円にて販売しております。

昨シーズンまでご要望が多かったこのバンダナと手ぬぐいがヒュッテでも揃いました。ヒュッテにお立ち寄りの節は是非記念にお買い求め下さい。

7月6日 梅雨の中休み

昨日はヘリは飛んでくれたものの、穂高や裏銀座が昼中雲に覆われていてこのまま終わるのかな、と思っていたのですが、午後7時日没の頃になったらその雲が消えて裏銀座の山並みが窓越しに飛び込んできました。

あわてて外に飛び出してみました。夕日は見逃してしまいましたが、その後の夕焼けは見事に西の空を朱に染めてくれました。

 

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鷲羽岳~水晶岳~野口五郎岳の稜線です           遠く立山と剣岳の上空が朱に染まった。

そして今朝

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早朝の北の空がこんな朝焼けを見せてくれました。今日も牛首展望台は独り占めです。今年も「朝焼け夕焼けウォッチング」を企画しております。毎日〃違う自然の素晴らしさを堪能できますよ。

IMGP2433槍ヶ岳に射した朝日は雲の隙間からほんの一瞬。穂先が赤く染まってくれました。この槍ヶ岳に当たる日射しの時間が4時31分 でした。

牛首展望台までは大天井ヒュッテから標高差にして約130m、急登ではありますが約15分かかります。今の時期、朝焼けの槍ヶ岳を見ようとすると4時10分頃にはヒュッテを出発しなくてはなりません。「早起きは三文の得」この光景は早起きしないと見られないんですね。残雪がまだまだ多く残っているこの時期は槍ヶ岳も映えて凛々しく見えます。

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ミツバオウレンの変種?かな                         ゴシキシャクナゲは満開です。

展望台までの登山道脇には、夏の間幾種類もの高山植物が見られます。一休みしながら花を見つけて歩くのも楽しいものですね。

7月5日 ヘリの荷揚げ

朝まで強風と大雨と昨日に引き続き天気が悪かったのですが、夜半には更に追い打ちをかけるように雷が鳴り渡り、ぐっすりと眠れるには程遠い夜となっていました。

それでもお客様が出発される6時頃から雨は止み、風は治まって安定した天気となってくれました。

今日はヘリの荷揚げの日、天気次第で飛べるか飛べないか?の微妙な空模様ではありましたが、ヒュッテのある表銀座の稜線はガスが切れ絶好のヘリ日和。

DSCF0459 ご覧のように東邦航空のB-3ヘリが到着。新鮮な野菜や売品の物資、その他もろもろの品物が届きました。

晴れているように見えますが槍ヶ岳方面の2,800mから上の稜線は濃いガスに覆われヘリの入り込める状態にはなかなかなりません。前回なかなか飛べなかった槍ヶ岳や南岳は今日はどうなったのでしょう?心配しています。

山小屋の物資の輸送はその殆んどをヘリの荷揚げにて賄っていて、その機動力、安全性、輸送量と絶大の信頼を寄せています。ヘリ輸送がなくては山小屋の経営は成り立ちません。お客様へのサービスの提供もこのヘリがあってこそ出来る最大の力となっている訳です。東邦航空さんいつもありがとうございます。

という訳で、ヘリが飛来しますとその周辺では物凄い風が起きます。もしこのような荷揚げの現場に遭遇されましたら、スタッフの指示により安全な場所に速やかに移動する事と飛散物を放置しないようよろしくお願いいたします。

7月4日 大荒れの中でも

夜半から降り出した雨は止む事無く一日中降り続き、強風が看板や小石を飛ばし、とても登山の出来るような天気ではありません。発達しながら通過する低気圧とその後南下してくる前線の影響で北アルプスは大荒れの天気となってしまいました。宿泊されたお客様も沈殿を余儀なくされ、連泊となっています。こんな天気で一日中動けないのは結構辛いものでしょうね。

こんな時は特別メニューでもお出しして、少しでも「連泊して良かった」と思って頂ければ幸いです。明日は前線は更に南下するため、徐々に快復状況になると思われますし、日程に余裕を持って登山されればこれもきっといい経験となるはずです。

昼頃、少し穏やかになった合間をみて、コマクサの状況を見に行って来ました。

 

DSCF0449 殆んどの株にはまだまだ花芽が見られず、数株に蕾を確認する事が出来ました。このコマクサの状態ですと今週末(9日)頃からが次々と花を咲かせ出す時期になります。花は咲き出した頃が一番美しいんですよ。

ヒュッテの東側斜面には数百株~数千株のコマクサが群生しています。成長状況をその都度更新していきますので、お楽しみに

7月3日 表銀座コースが通行可能となりました。

昨日、道直しを行い水俣乗越までの通行はお知らせしましたが、その先東鎌尾根も通行可能となりましたのでお知らせします。

雪の状態は数か所雪渓が残っておりますが、全て通行できる状態にカットしてあります。表銀座を登りで利用する場合はピッケル、アイゼン等の携行は必要ありませんが、槍ヶ岳からの下りを考慮して、ご心配ならお持ち下さい。

今日の天気は、朝から曇りです。雨は降りませんし風も無い状態で穏やかな天気となっています。時折ガスが取れ雲の隙間から青空が覗いて裏銀座の稜線は靄がかかりながらも見られましたが、残念ながら穂高岳方面はガスのため見られませんでした。明日は前線が接近してくる模様、雨となりそうですが、明後日には快復状況になりそうです。

DSCF0445 こんな天気予報もヒュッテの受付にパソコンを設置、リアルタイムで天候チェックが可能となっています。

表銀座を歩く登山者も殆んど見かけませんが、嬉しいことに今日は初の宿泊者が来てくれました。有難うございまーす。

7月2日 道直しに行ってきました

2日前、西岳までの雪切りと登山道の偵察に行った際、赤岩岳東側を通る登山道の上部から大きなハイ松が根こそぎ落下していて、土砂も一緒に登山道を遮るように塞いでしまっていたため、今日現場まで出かけて登山道の確保をしてきました。

DSCF0412 朝は快晴の北アルプスでした。赤岩岳の登り頃から雲が現れ槍の穂先はあっという間に隠れてしまいました。

 

DSCF0420 赤岩岳北峰ピークからの赤岩岳とその奥、穂高岳もガスの中。珍しく南岳が晴れています。我ヒュッテも留守番のI君に頼んで布団を干しましたが2時間がやっとだったようです。南岳ではどうだったのでしょうか?ガスにかかった槍ヶ岳を見ているのがもう一人のスタッフK君です。

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この地点の登山道は幅が狭く傾斜も急な斜面の岩場を巧みに作った登山道で、毎年少しの崩落があります。

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ヒュッテ西岳のスタッフも駆け付けてくれて無事安全な登山道に快復しました。

これで、大天井ヒュッテ~西岳~水俣乗越~槍沢大曲りのルートは通れるようになりました。

更に東鎌尾根も近日中に通行可能となる見込みです。

DSCF0432  DSCF0440

さー夏山が始まります。お花畑も 雷鳥も衣替えをしてきましたよ。

7月1日 高山植物達は既に夏モード

風が無い穏やかな天気ではありますが残念ながら終日ガスの中。時折雨が降ったり止んだりの天気となってしまいました。そんな訳で今日の写真がありません。

なんて言ったら怒られてしまいそうなので、昨日西岳まで行った時に納めて来た高山植物をご紹介する事にしました。

稜線や岩場に咲き出した花や、雪融けの後勢力を広げるお花畑などで既に開花しだした高山植物たち、日毎にその彩りで賑わいを見せてくれるはずです。

 

DSCF0364 「ミヤマキンバイ」です。稜線の風当たりの強い岩場でも、少しの土目から小さな株を付け咲き始めたところです。蕾がまだたくさんあります。

 

IMGP2399 「イワウメ」です。その名の通り、ほんの少しの岩の割れ目に株を這わせこの時期に咲く花です。夏が来ると既に花は枯れてしまいます。この時期のみ見られるとても可愛い花ですよ。

 

DSCF0367 「コイワカガミ」です。今の時期一番見ごろな鮮やかなピンクの花です。ハイ松の木陰等日射しのあまり届かない処で咲きます。

 

DSCF0377 「クロユリ」です。10cm程の背丈で他の植物の中にあって目立たないのでつい見落としてしまいますが、とても可憐です。一輪のみ花弁の開いた花がありましたが、まだほとんどが蕾でした。ここ3~4日で開花しますよ。

 

DSCF0379 「ハクサンイチゲ」です。赤岩岳~西岳のお花畑で今主役を張っています。雪融けと共にまだまだ増え続けます。シナノキンバイの黄色との共演は見事ですよ。見頃は7月10日~20日ころです。

 

DSCF0392 「シナノキンバイ」(黄)と「ショウジョウバカマ」(紫)です。ショウジョウバカマは前回にも紹介しましたが、雪融け後最初に咲くため良く目立ちます。シナノキンバイはこれからが見ごろとなるお花畑の主役です。緑のじゅうたんの上に沢山の黄色の花が咲き見事なお花畑を形成します。

梅雨真っ只中ではありますが、もうすぐそこまで来ている夏が既に始まっています。新鮮な花たちがこれから続々と見られるようになります。一年に一度しかこの時期はありませんから今年見逃すと来年まで待たなくてはなりませんね、さー準備しましょう。

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