2018/05/14
こんばんは、槍沢ロッヂです。槍ヶ岳山頂にある、祠(ほこら)の写真を撮って来ました。
皆さまは、雪の、槍ヶ岳山頂に上ったことは、ありますか?
私は、じつは、夏の槍ヶ岳にしか上ったことがなかったのですが
今回、行事【山の学校(やまのがっこう)】(5月11日~13日開催)に同行させていただくことになり初めて、雪の槍ヶ岳に上って来ました!
槍ヶ岳山荘のすぐ下の辺りの急登を、一歩、一歩と上っている時には、やはり雪の傾斜を登るのに慣れていないせいか
「本当に、しんどい」
「足がいつもより、ずっと重く感じる」
「息が苦しいかも」
など、ネガティブな事柄ばかり、頭に浮かんできましたが
帰って来られた今は「本当に、行けてよかった、やっぱり山は最高!」
機会をいただけて、ご一緒させていただいたお客様、ありがとうございます。
とっても、よかった、嬉しい気持ちです!
さて今回は、そんな【山の学校】に同行したレポート。
山の学校1日目は、槍沢ロッヂに泊まった皆さん。2日目の朝、槍へ向けて出発です。
天気は晴れ、ババ平(だいら)キャンプ場までの道も、雪は残っていますが、すでに夏道が出ている所もあります。
↓キャンプ場の石垣。(トイレは写真に写っていませんが)トイレ利用は、現在こちらが最後です。山荘までトイレはありません。
ババ平(だいら)を通過し、槍沢を進みます。旗竿が立っていますし、踏み跡がしっかりとありました。
大曲(おおまがり)に到着。 ここで、 アイゼンを装着しました。 |
さて、いよいよここから、斜面が少しずつ急になります。女性陣は紫外線対策のフェイスマスクもばっちりです。
スキーで下りてくる人とすれ違った グリーンバンドで小休止、 |
空は次第に明るくなり、
登りだすと、晴天に変わり 空には飛行機雲が! |
あともう少しで山荘です、この辺りの上りがきつかった!
無事に山荘へ到着!ほっと、一息です!
そして到着後、 それぞれハーネスを装着して 山頂を目指します ガイドから注意点について聞く |
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岩場には雪あり、 ロープで確保しながら、両手と アイゼンで慎重に上ります |
雪により足場や鎖が埋もれていたり 滑りやすかったりしました |
槍ヶ岳山頂!槍!
雲はありましたが、よく晴れてます~!!
ここまでの大変さが吹き飛ぶような素晴らしい眺めでした!!
皆で一緒に来られた!本当にありがとうございます!
さて3日目。 本番はここからですね、というような 雨と風の、下山の朝。 登りはストックとアイゼンでも、下山時に ピッケルは必携です。 山荘直下は特に風がきつく、慎重に下りました。 本当に、安全に下山して、家に着くまでが 登山ですね。事故は、特に下山時に多く 気を引き締めて行動しました。 |
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雨と風です。雨粒がカメラレンズについてたり |
グリーンバンド下は、シリセードで滑ったり |
ずっーと雨は止まなくて、びしょ濡れになりましたが、元気!
この後丸山の斜面で滑落停止訓練もして、下山しました。
すっかり長くなってしましましたが(短くしようとしたのですが)
槍ヶ岳へ行って、帰ってこようと思うと、これくらいかかります。
今回の記事では【槍沢ロッヂ ~ 槍沢ロッヂ】の行程ですので、まだ短いほうかもしれませんね。
皆さんのお家から、ロッヂまで来て、槍ヶ岳へ行って帰ってくる。そして、家まで帰る。
長い行程ですので、お越しの際にはしっかりと計画を立ててお越しくださいね。
装備や、下調べや、体力づくり・・・
まだまだ、夏に間に合います。
夏の槍ヶ岳も初めての方は、まずは夏の槍ヶ岳に上ってから
残雪の時期にお越しくださいね。
初めて雪の槍ヶ岳に上り、やっと、雪の時期にお越しになるお客様の
大変さをほんの少しだけ、体験することができたと思います。
お迎えする私の方が、準備不足だったのかもしれません。
今回の登山を活かして、また明日から、取り組みます!
それでは、また次回!