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6月15日 お土産とそれぞれの兄

こんにちは、槍ヶ岳山荘です。

本日はあいにくの天気で、雨の日にブログの担当が回ってくるとネタが無くて困ってしまいます。

なので、先日撮った雷鳥の写真でも・・・。

85O_0999[1]

以上、槍ヶ岳山荘でした。

・・・・・。

とまぁ、これだけで終われるはずもなく・・・。

秘密の階段から地下の厨房へと行き、モグラのような生活をしている我々厨房担当も夏山のシーズンが始まるまでは売店で働いたりします。

しかし夕食なら500人でも平気なのですが、慣れない売店となると1人のお客様でも慌ててしまいます。

「これいくらだっけ?」

「在庫ってどこにあるの?」

「レジの使い方がわからない・・・。」

・・・などなど、変な汗をかきながら働いております。(こちらの水源から湧き出た水分は飲用できませんので、販売及び譲渡は一切行っておりません。)

そんな汗まみれになっても大丈夫なのが、先日のブログでも紹介した速乾性の素材で出来たTシャツです。

上高地で働く私の兄者に入荷した事を連絡したところ

兄者「おー良いな、この二枚を買ってきてくれ(お前の金で)」

兄者「ちなみに次の休暇はいつだ?(その時にTシャツ持ってこい)」

とまぁ、お土産を催促されたわけです。

もはやこれはお土産という皮をかぶったカツアゲとパシリです。

まぁ男の兄弟とはこんなもんで、生まれた時がたった数年違うだけでこの理不尽なパワーバランスを一生背負って生きていくのです。

兄者の言うことに盲目的に従うしかありません。

そんな私の涙で濡れた袖も、こちらのTシャツならすぐに乾きます。

お土産にもカツアゲにも利用できるので、ぜひお買い求めください。

さて、20日から南岳小屋で勤務する予定の眞嶋さん。

女性のスタッフなのですが、山歩きに慣れる為に毎日歩行訓練を行うストイックな姿勢や、男前な性格により一部のスタッフには「兄貴」と呼ばれて親しまれております。

そんな兄貴ですが先日シュークリームを作る事に挑戦しましたが、見事に失敗してしまいました。

その後、再び挑戦するもまた失敗。

すると、休暇で下山した際にお店に行って焼き方を聞いてくるという執念を見せました。

同じ部屋で生活をする山崎さんの話によると、昨夜の消灯後に「寝れません!」と言ってシュークリームについて調べていたそうです。

そして本日、朝の5時前に早起きをしてシュークリームを作成。

さて、その出来栄えは・・・・?

なんということでしょう。

見事な椎茸が出来上がっているではありませんか。

IMG_1111[1]

無理に作らなくても良いんじゃない?と言っても、本人は絶対成功させたいそうです。

しかしなんだかノイローゼになりそうとも言っております。

ストイックな兄貴の挑戦はまだまだ続きそうです。