BLOG南岳小屋の過去スタッフブログ

昨日から台風、そして梅雨末期の大雨が猛威を振るっています。

今年は集水システム（要は屋根の雨樋）を一新したためにタンクへの貯水が遅れていたところに、勇み足の梅雨明け（関東地方のみ）で「水不足か！？」と危惧をしていましたが、ようやく小屋の全タンク・４０トンの水が貯まり。一安心です。

だから、もう雨は降らなくていいですよ！！

と、弱小山小屋の都合の良いようには自然は動いてくれません。

報道の通り、全国で大雨による被害の懸念が広がっています。

過去においてもこの時期には釜トンネル出口の産屋沢で土石流が発生したり、沢渡地区で土砂崩落があったり、横尾より上の登山道が各所で大きく削られたりと、記憶に残るだけでも数多くの大雨被害を受けています。

しばらく平穏な年が続いていたのですが、今年の梅雨末期の大雨はなかなか暴れてくれそうな勢いで、かなり心配しているところです。

昨夜は８時頃からは猛烈な雷雨となり、山麓では中小の土石流や鉄砲水も発生して少なからず影響も出ているようです。いまのところ、〝雨さえやめば＂、登山者の通行には影響のないレベルですが、果たしていつになったら雨がやむのでしょうか。

今は、「もう、ほどほどでお願いします」と念ずるしかありませんね、大きな被害が出ることのないようにと…

つい、二日目前・３日（火）の朝の風景ですが、こんな空が懐かしい…、次はいつ見せてくれるのでしょうか。