2018/09/20
秋晴れは長くは続かず、今朝は曇り空。
ただ、遠望は利き、風も弱く、歩くには程よいお天気でした。
南岳・獅子鼻から見下ろす本谷の色付きが徐々に深まるとともに、その奥の屏風の頭(2565m)もダケカンバの黄葉が始まっているようです。
そんな散歩日和でしたので、中岳まで槍沢方面の色付きの確認に出かけてみました。(以下、稜線からの俯瞰となります)
↑は天狗池などのある氷河公園の様子です。濃い緑のハイマツの中に点在するのは赤いナナカマド、黄色いのは主にダケカンバですね。こちらはこの週末が見頃と言っていいでしょう。ただ、本谷左俣(大キレットカール)と同様標高が高く、森林限界ギリギリの植生ですので、厳しい気象条件ゆえ葉っぱは傷み気味でお世辞にもあまりきれいとは言えないのがこのエリアです。
ちなみに…
左の赤い矢印の池が天狗池ですが、それ以外にもたくさんの氷河湖(池)が点在する氷河公園です。この写真の中には5個の池が映っていますが、一説には7個くらいの池があるそうです。画面右下の池なんかは雰囲気も良さそうでしたが、この場所からは槍ヶ岳が見えそうにないのが残念です。
さらに槍沢側へカメラを向けると…
こちらはダケカンバの黄葉が始まっていますが、ナナカマドはようやく色が変わり始めたくらいですね。見頃は来週後半くらいでしょう。
ちなみに…
槍沢の紅葉の写真などでよく見るこのナナカマドの群生地は、
この赤丸のエリアです。今年はどんな色に染まってくれますかね?来週が楽しみです。
そんな散歩日和も午前中だけ。お昼からは予報通り雨が降り始めました。このまま土曜の朝まで雨が降ったり止んだりとなりそうですが、土曜の午後~日曜は天気が良くなりそうですね。ただ、また月曜日は荒天となりそうということらしいです。