2019/09/20
昨日、今日と朝の気温が2~3℃ほどまで冷え込み、今朝の南岳小屋では初氷と初霜柱を観測いたしました。ただ例年よりはかなり遅めの初氷です。
また、この冷え込みで遅れていた木々の色付きもようやく始まりました。
まだ標高2700mの森林限界ギリギリに生えるダケカンバの葉の緑色が少し薄くなってきた程度ではありますが、これから徐々に進行していくでしょう。
ちなみに、去年だとこの状態は9月10日頃だったので例年より約10日遅い現象となります。
したがって、昨年は9月末~10月初旬に見ごろを迎えた槍沢(天狗原)や本谷の紅葉も約10日ほど遅れる見込みです。今年の見頃は10月初旬~上旬(10日頃)になるのではと思います。
今後は色付きの進行をリアルタイムにお届けしますので、お見逃しなく!!
さて、昨日・今日(木曜・金曜)は好天予報が出ていたおかげで小屋も大変に賑わいました。いつもなら連休の谷間の平日は人が少ないものですが、次の週末(連休)が悪そう、ということで都合のつく方は水~金曜にかけて行動されたようですね。
昨日は夕焼けもきれいで、日没後には笠ヶ岳の背後の空が真っ赤に染まり、
今朝も富士山まできれいに見える朝を迎えました。
また、今日は非常に乾いたお天気となり、最小湿度は12%というカラッカラの気持ちの良い秋空で日本海や伊勢方面の山並み(鈴鹿山脈)まで見えるくらいの透明感ある空が広がりました。今日の夕焼けも期待できそうですが、初氷の写真を地元のTV局に送る関係で、夕焼けを待たずにブログをアップさせていただきました。