2019/09/03
この三日間、停滞する秋雨前線の影響で強風と濃霧の日が続いています。先週の大雨ほどではないけれど、西から東へ流れる大気の流れは日本列島のもっとも高い障壁である槍穂高連峰へダイレクトにぶつかって強い湿った風を吹かせ続けています。
せっかく山に来たのに、何も見えない登山者の方たちも気の毒ではありますが、このグレー一色の世界に閉じ込められている山小屋スタッフもなかなかに大変なのであります。
さて、沖縄には台風13号が接近していますが、現在の秋雨前線の膠着状態を解消してくれそうと期待をしています。
木曜日頃になると、その台風のおかげで待機の流れが一変し、秋雨前線も東北北部まで北上する予想となっています。
土曜日になると台風13号もかなり接近し、南海上には新たな熱帯低気圧も北上してきますが、それら二つの低気圧と秋雨前線に挟まれた空白地帯になって北アルプスエリアは天気は良くなりそうです。
日曜・月曜には南海上から北上してきた低気圧の動き次第で天気がどうなるかまだ読めませんが、とりあえずは木~土曜辺りは久しぶりに晴れてくれるのではと期待している次第です。(予想は外れる可能性もあります、外れても責任は負えません)
なお、冒頭の画像は土・日(31日・1日)に表銀座へ遊びに出かけたアルバイトが撮った槍~南岳~北穂の山並みです。また、早くこんな青空が戻ってきて欲しいところであります。
ここ数日、槍から縦走してきた人は皆寒さに震えています。やはり槍~南岳の標高3000mの縦走路はこんな天気の時に歩きたいものですね。