2018/07/01
大荒れの木曜、金曜からの好天の土日となりました、岳沢小屋。
28日増水レベル3.5の後、一時的に土砂降りとなり、沢の増水は災害級レベルの5に達し、
濁流が沢床をえぐり、テン場へと渡る道、小屋見峠へと渡る箇所もかなり形が変わってしまいました。
水源からの給水管も流されてしまったため、
歩きづらくなってしまった道の応急処置や、給水管の復旧作業に追われる土日となりました。
作業でバタバタしていたため、少しご不便おかけしたかもしれませんが、ご了承ください。
一方、登山者の方々にとっては登山日和の週末となり、昼時はテラスも久々ににぎわっていました。
昨日は曇りがちのお天気でしたが、今日は朝から快晴となり、久々に穂高が姿をみせてくれました。
ちなみに、木曜日の濁流はこんな感じでした。こちらは4番付近から岳沢をみたアングルです。
静止画だとイマイチ迫力が伝わらないかもしれませんが、濁流が沢をえぐり、
木をなぎ倒していく様は本当に恐怖です。立っていると足元から地鳴りが伝わってきました。
この写真を撮るために立っていた場所は翌日崩落していました。
岳沢トレイル上は倒木などもなくホッとしましたが、
一か所路肩がかなり崩れてしまった箇所があります。
通行には支障はありませんが、崩れやすくなっているので、路肩に近づかないようにしてください。
3番付近ではニッコウキスゲがきれいに咲いています。植物たちの目線でいけば、
一雨ごとに夏が近づいているなといったところですね、蝶たちの姿も見受けられるようになってきました。